fc2ブログ

コーディリア姫の伝承

2023年08月03日
未分類 3
オブジェクトの説明文などで散発的に語られるコーディリア姫の物語を集めてみました。
実はデフォルトシムの中にコーディリア姫の子孫とされるシムもいます。
ちなみにコーディリア姫とその仲間たちは公式によってギャラリーにアップされています。



●王国時代

オオナマケモノの侵略以前、コーディリア姫の前途は洋々だったと言われています。姫とお茶に同席するためだけに、遠方から王子たちが訪れていました。今日では、姫の好みは海賊だったことが分かっていますが、当時の王子や海賊たちに姫の姿がどう映っていたのかを再現するために、この端麗な胸像を作成しました。
2023-08-03_9-14-21.png

千年近い歴史と伝統を持つBritechester大学は、いまに続くもっとも歴史の長い大学であることを誇りにしています。元は休暇中の王族のための私設学校として設立され、コーディリア姫が在学中に設計に手を貸した装飾がそのままの姿で多く残されているほか、近くの城での滞在について姫が記した日記も残されています。今日、Britechester大学は学生を多才で立派なシムにするという使命を果たすことを目標に掲げています。

●オオナマケモノの侵略と置いていかれた使用人

・ジャズバンド

オオナマケモノの侵略によって宮殿を追われたコーディリア姫は、従者全員を潜水艦に乗せることは望むべくもありませんでした。ですが、お気に入りのジャズバンドを手放した無念は大きく、姫は彼らを称える一連の絵を描きました。この哀愁漂うシルエットは、(紫がかった)ディープブルーの海底でブルースを演奏するミュージシャンを描いたものです。
WU002211.jpg

コーディリア姫がどうしても潜水艦に収納できなかったものの一つとして、お気に入りのジャズバンドがありました。宮殿での生活の音楽が恋しくなった姫は、一連の絵を描いて想いを馳せました。この快活な一編は伝説のサックスプレイヤー、ジェイコブ・ゴールデンティップスに着想を得たものです。彼はオオナマケモノの侵略の際、悲運にも漂流してしまいました。
***
エプシロンほど雄大な潜水艦にも限界はあります。コーディリア姫は多くの従者を解雇せねばならず、それにはお気に入りのジャズバンドも含まれました。姫は彼らの音楽を大層恋しがり、記念として一連の絵を描き上げました。このシルエットは、ベーシストのマーティン・マクスウェルが海底で演奏する姿を描いたものです。心に響きますね!
***
コーディリア姫をもてなしていた人々が全てオオナマケモノの侵略で命を落としたわけではありません。このピアニストは、肉体が朽ちたとしても、名前だけは後世に残るはずだと考えていました。そのことから彼は、ピアノを潜水艦の上に置き、沈むまでピアノを弾き続けました。
***
コーディリア姫がどうしても潜水艦に乗せられなかったものに、お気に入りのジャズバンドがありました。姫は彼らの音楽を懐かしみ、記念として一連の絵画を描きました。祝賀用の金の額縁に入れられた、これらの絵の中では、姫が寵愛した3人の音楽家が再会しています。壁の中だけでも、平穏に演奏ができることを祈って。
WU002212.jpg

時折、コーディリア姫は失ったジャズバンドへの想いが強くなり過ぎて、耐えきれなくなることがありました。新しい楽器を作らせたことさえあったのです。しかし、弾き手のいない楽器の使い道といえば、絵のモデルくらいでした。
***
コーディリア姫はピアノを何より愛していました。王国からの脱出時にジャズバンドを手放しはしましたが、その後も彼らの音楽に思い焦がれており、楽器の絵を描いて気持ちを慰めていました。この作品におけるピアノの鍵盤は、まるで気流に乗って光の方向へ弧を描いているように見えます。当意即妙ですね。
***
素晴らしいジャズを聞くのは簡単なことではありません、それが海の底となればなおさらです。そこでコーディリア姫は、栄誉あるジャズミュージックの無音複製版を製作してもらうことにしました。

・執事

コーディリア姫はかつて巨大な宮殿に住んでいました。たったの48部屋しかない潜水艦に移り住んだことで、従者全員を雇っておく必要もなくなりました。執事は仕事が少なくなって不満そうだったため、姫は彼に暇を出しました。姫は目に涙を浮かべながら、彼の思い出としてこの像を彫ったのです。
2023-08-03_9-15-27.png

・シェフ

コーディリア姫は、お気に入りのシェフのマチルダを潜水艦に乗せることを望んでいましたが、マチルダは家族を置いていけないと断りました。そこで、姫の恋人の海賊が、彼のガレオン船で働く腕利きのコックを紹介しました。この装飾品の銅製レンジフードのおかげで、彼は新しい職場に馴染むことができたのです。
2023-08-03_9-16-12.png

オオナマケモノの侵略から逃れ、コーディリア姫は恋人の海賊と共に潜水艦で脱出しました。姫が料理人を陸に置いてきてしまったため、海賊は代わりのシェフを連れてきました。それから程なく、姫は海賊と別れましたが、シェフだけは頂いておきました!彼女は、生涯ご馳走になった素晴らしい食事に敬意を表し、素敵なテーブルを幾つもデザインして組み立てたのでした。

●ヘンフォード・オン・バグレー時代

・コテージ生活

オオナマケモノの侵略が勃発したとき、コーディリア姫はわずかな持ち物とともに宮殿から逃げ出し、地方に避難することを余儀なくされました。彼女が最初に住みついた場所の1つはヘンフォード・オン・バグレーでした。彼女は田舎と素朴な暮らしを楽しむことに多くの時間を費やしたといいます。
彼女にとっての斬新な経験の1つは、階段を上り下りするという概念でした。彼女の宮殿では、家族が効率性を重んじていたため、彼女には常に階段を上り下りさせてくれる階段専用の執事がいたのです。
オオナマケモノの侵略が起こったことにより、スタッフ全員を解雇しなければならなかったため、残念ながら階段専用の執事は彼女と一緒にヘンフォード・オン・バグレーに来ていなかったのです。
物事の明るい面を見るとすれば、彼女は階段を登ることを初めて経験しました。彼女はこれを「農家の階段」と呼び、この出来事を日記に書き記しました。それがすべての始まりでした。そして、階段専用の執事を求めている皆さんへ。彼はまだ仕事を探しているようです。
2023-08-03_9-03-51.png

ブランブルウッドのコーディリアの滝の頂上にあるコテージには若い貴族がお忍びで休暇にやってきていたっていう噂があります。ああ、誰も見ていないと思っているときに彼らが何をやっているか見てしまったんですね。
***
コーディリアの滝を登る気力がある人は、魔法のような秘密を目の当たりにすることができます。滝の上部近くには、かつて若き王族たちが休日を過ごしたと言われる、小さなコテージが存在します。そこは自然や釣りを楽しみ、ブランブルウッドのなかでリラックスする最高の隠れ家なのです。
2023-08-03_9-05-18.png

・住人との関わり

昔、フィンチウィックに海賊がやって来たことがあるんです!コーディリア姫が訪ねてきたときなんですが、海賊のゴロツキをお供に引き連れてきたのだと噂されました。…と思いきや、彼らはここにいる間はとても礼儀正しく何も悪いことは起きませんでした。むしろ、この村のお裾分けの伝統は彼らが原点になったんですって。
***
フィンチウィックの創設者であるボルペ卿は純粋にトピアリーが好きだったそうです。家族とよりもトピアリーと話すことの方が多かったとか。コーディリア姫の訪問の際には、素晴らしい牛のトピアリーを贈りました。フェアのたびに村をトピアリーで飾って、彼の記憶を今日に生きたものにするんです。

●家具作り

コーディリア姫は意志の強い女性でした。潜水艦イプシロンで世界中を旅しながら、家具を作ってはそれを売るために港に立ち寄っていました。旅をしたくなるといつも「どこに行けばいい?」と言いながら地球儀を回転させ、止まったところに向かっていました。この地球儀のレプリカをどうぞご自宅に。冒険の時間です!
***
オオナマケモノの侵略から逃れ、コーディリア姫は恋人の海賊と共に潜水艦で脱出しました。姫が料理人を陸に置いてきてしまったため、海賊は代わりのシェフを連れてきました。それから程なく、姫は海賊と別れましたが、シェフだけは頂いておきました!彼女は、生涯ご馳走になった素晴らしい食事に敬意を表し、素敵なテーブルを幾つもデザインして組み立てたのでした。
***
コーディリア姫のバスタブ
この磁器製の浴槽は、コーディリア姫の潜水艦を定期的に襲う火吐きクラーケンによって暖められていました!クラーケンが吐いた火は、幾つものダクトを通って、エプシロンに搭載された窯まで送られていたのです。こんな宣伝文句を使える家具会社が他に幾つあるでしょう?せいぜい、3社か4社でしょう。
***
コーディリア姫の本棚
潜水艦へと逃げた時、コーディリア姫は蔵書のほとんどを置いてきました。しかし、無教養に見られることに耐えられなかった姫は、この本棚を作らせました。蟹のように繊細な脚とは裏腹に、海底で時折発生する乱海流にも耐えられる頑丈な作りとなっています。
***
コーディリア姫のガレオンベッド
コーディリア姫は海賊が大好きでした。彼女はその人生の中で3回、海賊と恋に落ちました。彼らの向こう見ずな生活は、彼女の家具シリーズ「サブアクティック・ファァァニチャー」に表現されています。まるでガレオン船の家具のようなこのベッドは、船長にピッタリです!
***
イカは興味深い生き物です。ヒラヒラとしたおかしな形の体から、触手が垂れ下がっています。初めてイカを見たコーディリア姫は、この独特な形状に基づいたラブシートを作ろうと思い立ちました!(イカのラブシートで寄り添い合ってみたくなったのです。)
***
イカは興味深い小動物です。奇妙な流線型の体と、だらんと垂れた脚を持っています。コーディリア姫は初めてイカを見たとき、その変わった形を元にしてソファを作ろうと決心しました。(イカソファの上で抱きしめ合ってみたいという気持ちもありました。)
***
海賊とのデートはコーディリア姫にさまざまな利益をもたらしました。誕生日プレゼントもそのひとつで、いつも光り輝く金製品が贈られていました。その例に違わず、この燭台にも2千オンス(約55キロ)もの金が使用されています。今回は大衆向きの製品として、真鍮を使用したものをご用意いたしました。
***
コーディリア姫がエプシロンに移り住んでどれだけ時間がたっても、やはり潜水艦は潜水艦でした。他の潜水艦と同じく、エプシロンの素材も冷たく荒涼とした金属です。海賊の恋人を振った後など、気分が落ち込んでいる時、姫はこの冷淡なガラスを好んで眺め、自らの悲劇的な運命に思いを馳せたのでした。
***
航海記録を記すにも、大海原の冒険記を書くにも、新しい家具をデザインするにも、自分の海賊の恋人がどんなに素敵かについて日記にしたためるにも、コーディリア姫は、いつもこれと同じ型の机を使っていました。豪奢な大理石の上板のおかげで、姫は流れるようにペンを運ばせることができました。現代人はもはやペンなど使いませんが、コンピューターを置くのにも最適の机です。

●コーディリア姫の恋人たち

・海賊たち

コーディリア姫には、たくさんの海賊の恋人がいました。そして、恋人たちは、いつも手下の船員を引き連れてきました。この優美なダイニングテーブルは彼ら全員を座らせてきました。不作法さで追放されるまでは。
***
コーディリア姫の海賊の恋人は、みんなルートビアが好物でした。そこで姫は、もっといい物を彼らに紹介しました。すると間もなく、彼らの好物は四種類のレモネードとなりました。この方が壊血病にはよく効きます。彼らはよく、足元にある真鍮製の便利な横木に足(または杭の義足)を支えて、真っ直ぐに立っていたものでした。
***
コーディリア姫の海賊の恋人たちは、皆オウムを大切に飼っていました。姫に新しい恋人ができる度に、彼らは自分のオウムを称えたプレートを作らせたのです。最後の恋が終わったあと、姫のもとには山積みのプレートだけが残されました。そこで姫はこれらを黄金の木に取り付けて、厨房の壁に吊したのです。

・1人目の恋人:ロング・ジョン・バターカップス

潜水艦が水中を上下するたびに、コーディリア姫はシャンデリアが傾くのを楽しげに見つめていました。このシャンデリアは、姫の初めての海賊の恋人、ロング・ジョン・バターカップス船長にちなんで名付けられたものです。船長はいつも、このシャンデリアを見るといつかのガレオン船を思い出すと言っていました。
2023-08-03_9-17-48.png

コーディリア姫は、もしこのような美しく最先端のシンクを作れば、体臭の酷い海賊の恋人も使ってくれるかも知れないと夢を見ました。次に、姫は潜水艦内の通路のあちこちに緊急コロンステーションを設置することを試みました。最後に、姫はこの恋人を振りました。

・2人目の恋人:チャズ・マクフリーリング

コーディリア姫の2人目の海賊の恋人はハンサムで、他の海賊と比べて清潔でした! 最初はうまくいっていたのですが、彼がいつも鏡ばかり見ている自惚れ屋だと気付いてしまいました。すぐに彼と別れ、将来壊血病が流行った場合に備えて、柑橘類を2、3個持たせてやりました。姫の鏡は、すべて彼にちなんで名付けられています。
2023-08-03_9-18-53.png

コーディリア姫の2人目の海賊の恋人、チャズ・マクフリーリング船長はルックスだけでなく、自分のガレオン船のことも鼻に掛けていました。彼は姫の従者たちに船のレプリカを作らせ、日がな一日それに見とれていたので、姫にバラバラに叩き壊されてしまいました。これは、そのレプリカのレプリカです。現代の職人たちによって驚くべき精度で再現されています。
***
コーディリア姫の2人目の海賊の恋人、チャズ船長は、常に腕を疲れさせていました。自惚れが強く、いつも金色の手鏡を取り出しては、自分の顔を眺めて投げキッスをしていたのです。彼はコーディリア姫に依頼して、食事の時にくつろげるように、このアーム付きのダイニングチェアを造らせました。姫は、彼を振った後も、この椅子は手元に残したのです。
***
※ちなみに元ネタは「僕とシムのまち」のチャズ・マクフリーリーと思われます。

・3人目の恋人:海賊ロドリゴ

コーディリア姫の3人目の海賊の恋人、ロドリゴ・デ・パブロ船長はエプシロン艦内で多くの負傷を追いました。クラーケンから逃走中にハッチが足の上でバタンと閉まった時などは、彼は何週間も立ち上がることができませんでした。姫は恋人の介護中にこの大樽をデザインしました。姫は船長をこの大樽の下にうつ伏せに寝かせて、この底なしの酒飲みをなだめたのでした。
2023-08-03_9-19-37.png

コーディリア姫の3人目の海賊の恋人、ロドリゴ・デ・パブロ船長は、少し注意力の足りない人物でした。蒸気孔をまたごうとして、両足を大やけどしてしまったこともありました。その後、座る機会が増えた彼は、とても居心地の良い椅子を求めるようになりました。コーディリア姫のお気に入りのボーイフレンドになった彼は、彼女からこのクッション入りチェアを贈られました。
***
コーディリア姫の3人目の海賊の恋人、ロドリゴ・デ・パブロ船長は、彼女の潜水艦にいる間に何度か怪我をしました。気圧調整ハッチに片足をはさまれたこともあり、そのせいで体に大きなハンデを背負っていました。一緒に火で暖を取っているときに彼が脚と義足を休ませられるよう、コーディリア姫はこの足置きをデザインしました。残念ながら義足には火が燃え移ってしまいましたが、少なくとも彼が失恋で心を痛めることはありませんでした。
***
ロドリゴ・デ・パブロ船長との仲が親密なものとなるにつれ、コーディリア姫は、彼の所持品を潜水艦の内装として取り入れようと考えました。彼の持ち物のほとんどは、ブランダーバス岬の戦いで壊れてしまったため、姫は唯一残った海賊の宝箱を持ち込み、このテーブルと合体させたのです。これこそ愛の証でしょう。
***
「昨日、いかりに足をぶつけてしまったので、今日は一日、砂浜で過ごしている。ボトルメールでも書いてみようと思ってね。
今日の出来事:私の船「ペギー・レッグ」に何が起こったのかとシムたちは訊いてくる。何って、沈没したんだよ。正確には…私が沈めたんだけど、技術的な話ではないんだ、あれは昆布と人魚シムとイルカが絡んで起きた事件だった。とにかく、この手紙を見つけた人が、私よりもずっと健康でいることを願うよ。気を付けてくれ、この世界は危険なのだから。 - ロドリゴ・デ・パブロ船長」
手紙の隅には、うっかりこぼしたようなインクが染みついている。


●スラニ時代

・コーディリア姫とロドリゴ

大胆なるコーディリア姫は受け取った贈り物に思いを巡らせた。陸に上がった時、島民の少女が彼女のもとへと駆け寄り、何個かの色の付いた石と細枝を束ねた櫛を渡してきたのだ。小屋の窓からラニ・セント・タズの海とその先のSulani火山を見つめ、櫛の枝を手でなぞると、彼女は心を決めたように自分の長い髪にそれを通した。「象牙細工に比ぶべくもないが、これはこれで悪くない」
「もう一度言う。モーガンは和平を破って裏切るぞ」。ロドリゴ・デ・パブロ船長は椅子に座り、サーベルを研ぎながらそう告げた。「俺たちは無力だ。艦隊をここに連れてこさせてくれ」。船長は男振りこそ良かったが、概して剣の届く範囲でしかものを考えられない男だった。
確かに…。コーディリアは思った。私たちは危うい場所に立っている。けれど、掛け金を上げずに大きな報酬を得ることなどできようか。恐るべき海賊モーガンは無慈悲で知られるが、もし狙いが財貨だけだとしたら、ロドリゴと変わらぬ見掛け倒しに過ぎない。本当の宝はSulaniの島々そのものなのだから。
「艦隊はそのまま。南中時の和平交渉に備えて、いつでも動けるようにしておきなさい」
ロドリゴは鼻を鳴らし、コーディリアは髪を梳きながら流れる溶岩を目で追い続けた。

・恐るべき海賊モーガン

恐るべき海賊モーガンは火口にひときわ突き出した切り立った崖の上に立った。下には煮えたぎる溶岩。硫黄の臭いが鼻を突く中、彼女は「火は穢れを洗い流す」、そう口にした。
ムア・ペラムの島民は無言のままだったが、ハンドウィッチ船長の元一等航海士は鼻を鳴らすと、侮蔑を込めて言い返した。「汚れなら木桶の湯船に張られた湯でも落とせるぜ」
海の彼方より彼女をこの地へと呼んだSulani島のコイン。モーガンがコインを握りしめて高く掲げると、炎がその表面を照らし、高波の意匠を明らかにした。「アタシらの稼業はいつだって穢れてる。まだ仕事は始まったばかりさ」。それが号令となって彼女の部下たちはなりふり構わずSulani島の野心ある勢力を探し始めた。ハンドウィッチの部下たちを寝返らせるのはなお簡単だった。あの愚かな船長は船員たちを飢えさせたあげく、船を座礁させたのだ。一番の問題はコーディリアだった。彼女の艦隊はオハナリ・タウンの側まで迫っている。和平交渉が決裂したなら周囲の海は封鎖されるだろう。とはいえ、船で陸は越えられないのだ。
モーガンは煮えたぎる火口に最後の一瞥を向け、挑戦の言葉を吐いた。「Sulani、お前のまなざしがアタシを誘った。これは返しておくよ。明日はアタシがお前のまなざしを釘付けにしてやろうじゃないか」。火口の中へと弾かれたコインは、見る見るうちに溶岩の海へと呑まれていった。

・不運なるサム・ハンドウィッチ

かの海賊サム・ハンドウィッチ船長の難破船をモチーフにした、溶岩とコア材を使ったバスタブです。浴室にたっぷりの島らしさをもたらします。言い伝えによれば、船長の船は略奪後の入浴タイムに難破したそうです。船員は一人も見つかりませんでしたが、今日はあなたがこのバスタブでたっぷりおくつろぎください!
***
この垂れ幕カーテンの優雅なスタイルは、海賊船長サム・ハンドウィッチその人の居室を飾ったものであります。DIYの実践者であったハンドウィッチ船長は、カーテンをまとめるロープを船の貨物倉から拝借してきました。樽を引き上げるロープが無くなって、乗組員は後に食糧不足で苦しむことになりましたが、このカーテンによって船長室にまとまりが出たことは誰もが認める事実でした。
***
サムは自分のひだ飾りのついたシャツの下、素肌にのせられたペンダントに指を這わせた。不安に襲われた時、このペンダントが心を落ち着かせてくれるのだ。今夜は、いつにも増してその癖が止まらない。
オハナリ・タウンで大きく焚かれた火の周りには、Sulaniの島民たちが歓迎の宴を開き、座して食し、笑いあっている。彼は幾度となく視線を向けられるのを感じていた。畏敬ではなく哀れみだろうな。サムは思った。「サム・ハンドウィッチ船長。昇星のごとき幸運に導かれて…」。そうつぶやく間にも、バーナクル・ベイがますます遠くに感じられる。名声高まる舞台俳優としての日々。大成功に終わったある公演で一人の女の子から受け取った愛のこもった贈り物。そのペンダントはいまも彼の首にかかっている。「ずっと大事にするよ。君の名前は?」
「ジョカスタ」
和平交渉は彼が失ったものを取り戻す最後の機会だった。本物の海賊になることは、役で演じるよりもずっと難しかった。見栄によって愚かな指示を繰り返し、船が難破した時、すでに餓死寸前だった船員たちは彼を見放した。けれど、失ったことで彼の嗅覚は研ぎ澄まされ、想像を超える島の宝の噂を嗅ぎつけたのだ。そうだ、かつて観客たちが彼の演技に魅せられたように、交渉で熱く語ることで、応分にして膨大な分け前にあずかれるに違いない。
ふたたび不安に襲われ、サムはペンダントに手を伸ばした。

・その後のスラニ

Sulani保護協会では、貴殿をSulani諸島歴史遺産のきわめて優秀なる収集家にして、収蔵、保護のスペシャリストとして称えます。
「月と太陽の安らぐ地Sulani」
レッドアニー号の船倉にお宝を隠し、恐るべき海賊モーガン船長は次なる獲物を求めて新たな海へと旅立ちました。後に残されたのは、大胆なるコーディリア姫と姫に仕えるロドリゴ・デ・パブロ船長、そして不運なるサム・ハンドウィッチ船長との壊滅的な和平交渉の果てに破壊され尽くした港町オハナリ・タウン。
しかし、オハナリ・タウンはその灰の中から、今日の屈指の人気を誇る観光地へとよみがえりました。いまやオハナリ・タウンの反乱はSulani諸島の歴史における重要な1ページとなっています。

●タルトサ時代

・タルトサの町に残る伝承

いいや、コーディリア姫はここの出身ではないよ。彼女の王国は海を渡った、そう遠くはないところにあった。オオナマケモノの侵略が起こったとき、彼女は初めての海賊の恋人であるロング・ジョン・バターカップス船長と共に潜水艇エプシロンで逃げ出した。でも二人はここには辿り着かなかった。彼女はずっとあとになって、違う海賊と共にここに現れたんだ。コーディリア姫は、海賊がどストライクのタイプだったみたいだね。
***
大昔、地元の船大工がコーディリア姫と海賊の恋人ロドリゴ・デ・パブロの姿を船首像として彫刻したんだ。その船が沈没したとき、像は二人の愛の記念碑として、隠れ家の滝の近くにある丘の上へ運ばれた。それから一年後、魔法のように葉っぱや枝が伸び始めたそうだよ。あれはロドリゴが亡くなった今でも、二人の愛が生き続けていることの証なんだ。さっそくその木を見に行ってみたらどう?もしあなたの心が純粋なら、愛の魔法の影響を受けるかもしれないよ!
2023-08-03_8-43-10.png
***
ここに来たとき、恋人の樹について尋ねてみた。ほとんどの人たちは、大昔、地元の船大工がコーディリア姫とロドリゴ・デ・パブロの姿を船首像として彫刻したと信じているらしい。それで船が沈没したとき、あの二人の愛を記念しようと思った人たちが、その像を記念碑として隠れ家の滝の近くにある丘のてっぺんに運んだんだって。それから一年後、魔法のように葉っぱや枝が伸び始めた。それは、ロドリゴが亡くなった後でも、二人の愛は生き続けたというしるしだったんだね。とてもロマンチックな話だけど、時に結局はただの木じゃないかって思うよ。ドミニクはこれに完全に魅了されているみたいだけど。
***
この地を訪れた海賊はたくさんいるんだ。有名どころは、ロドリゴ・デ・パブロ、二つ目…後の一つ目チャーリー、恐るべきキャプテン・レイチェル、襲撃のレイダー・ラド、一番背が低くい最速のダッシュ、五指のフラン、一等航海士バーナクル・ボブ、そしてレッドアニー号のモーガン船長なんかがいるね。
***
夜にビーチを訪れると、海の光が見えるかもしれない。その昔、コーディリア姫がTartosaに魅了されたのもこの光のためだと言われているよ。
***
コーディリア姫がなぜTartosaを去ったのか、歴史にははっきりと綴られていない。彼女が潜水艇エプシロン号で北極海を探検した最初のシムの一人であることはわかっているけど、それは彼女がすでに去ったあとのことだった。去った理由?地元の人々と同じように、恐るべきナマケモノがこの海岸に泳いでくるのは時間の問題だと思ったのかもしれない。あるいは、根っからの冒険家で、一つの場所に長く留まることが好きではなかったのかもしれない。それとも、愛するロドリゴの死が彼女を遠ざけたのかも。はっきりとしたことはわからないけど、自分はこのことを考えるのが好きだな。
***
オオナマケモノが侵略してきた当時、Tartosaの人たちはナマケモノがここに来るかもしれないと恐れていたんだ。何せ、ナマケモノは驚くほど泳ぎが達者なんだ。長い腕を使って、地上では想像もつかないほどの驚異的なスピードで水中を進んでいくんだ。幸いなことに、ナマケモノはここに上陸することはなかった。もし来ていたら、私たちは今ここにいなかったのかもしれない。そう思うとぞっとするね…。
***
「悲しみからここを去ると決断したわけじゃない。そうではなくて、ジョンの突然の死によって、人生の貴重さを再確認したんだ。冒険に満ちた人生の方が充実しているし、毎日を最大限に生きたいと思うんだ。また北極の海に戻って、空に浮かぶ光を眺める日が再び訪れるかもしれないな」
※ジョンは一人目の恋人でこの時亡くなったのはロドリゴでは?という疑問が残ります

・タルトーサ夫人

マチルダ・タルトーサ夫人は、隠れ家の滝の近くにある壮大な城に住んでいたそうなんだけど、その城跡を見つけられた人はいない。彼女が海賊との不正な取引のために滝を使っていたことはわかっているんだけど…もしかしたら、城跡は別の場所にあるのかもしれないね。
***
「私は海賊の金塊を求めていたのか、それとも、ラマの愛らしくおどけた顔を見たかったのでしょうか?ラマを見たいと思う私を責めることができるシムなどいないでしょう。私は自身の正体を隠していたから、私が海賊をTartosaに招待し、私掠船の貿易にどれだけの影響を与えていたかなんて歴史に残されることはないはずです。これが夫人として相応しくない行いだと分かっているけれど…。私は昔から、こういう反抗心の塊でした。いずれにせよ、私の土地は繁栄するでしょう。」
手紙には、優雅な筆致で「マチルダ」と署名されている。
***
マチルダ・タルトーサ夫人は、この地域で最も有名な貴族だろうね。もちろん、ここにはもう貴族は存在しないけど。彼女は3人きょうだいの末っ子で、最後に爵位を継承したんだ。長女のジアンナは地図が好きで、世界を旅して帰ってくることはなかった。弟のルカは天文学者のような人物だった。彼は夜な夜な自作の望遠鏡で空を見上げていたんだ。だがある夜、彼は忽然と姿を消したと言われている。何が起こったのか誰も知らないんだ。2人はマチルダを残して去っていった。そして…彼女はこの地で優秀な財産の管理者になったんだ。とりわけ、貿易を拡大し、この地域に主力商品のデザートをもたらしたのは注目に値するね。
***
ロドリゴ・デ・パブロは、コーディリア姫にとって3人目の海賊のボーイフレンドだった。そう、3人目だよ! - そして、おそらく彼女の人生で最高の恋だった。彼はかなり不器用だったと言われていて、実際の死因については歴史的に様々な憶測があるんだ。コーディリア姫の船であるエプシロン号で義足が燃えたという説もある。タルトーサ夫人と関係を持ったので、コーディリア姫が魔女を雇って、ガラス瓶の中に彼を閉じ込め、海に投げ捨てたという説もあるんだ。いずれにしても、歴史上、コーディリア姫がTartosaを出発したとき、彼女の愛するロドリゴは一緒にいなかった。
***
コーディリア姫とマチルダ・タルトーサ夫人がここに滞在していた間、非常に親しかったことを示唆する証拠がある。王女がロドリゴに思いを寄せていたことを考えると、二人が恋人同士だったとは考えにくいね。でも、王女とタルトーサ夫人は、沿岸で一緒にセーリングを楽しんだり、タルトを食べたりして、多くの時間を過ごしていたみたいだ。二人の関係が険悪になったことを示す証拠もあるけど、その理由については誰もはっきりとは知らないようだね。タルトーサ夫人がロドリゴと浮気をしていたという説もある。コーディリア姫にフルーツタルトの代金を払わなかったという説もあるけど、これは当時としては重罪だね。率直に言って、ここで食べられるタルトのクオリティを考えれば、最近でも重大な罪になるね。
***
Tartosaがペイストリーで有名な理由?それは、タルト発祥の地だからだよ!マチルダ・タルトーサ夫人はフルーツが大好きで、求婚者の一人が彼女のためにお菓子を作り、ついには彼女にちなんでタルトという名前が付けられたんだ。そんなとき、海賊がタルトを盗んだラマと貿易するようになって、需要が急激に高まった。「タルトの大危機」と呼ばれる事態にまでなったんだ。供給不足に陥って、需要と供給のバランスをとるために、他のお菓子も作らなければならなかった。そのおかげで、今私は好きなだけマカロンを食べられるようになったってわけ。
***
マチルダ・タルトーサ夫人は、Tartosaで最後の貴族だった。彼女にはたくさんの求婚者がいたにもかかわらず、結婚もせず、恋人もいなかった。その理由は誰にもわからない。ただ、彼女は自分の地位と特権に忠実に、この地で一生を終え、やがて老衰で亡くなったことだけは確かだね。彼女は人生の最後に、この土地が人々に返還されるのを見届けたの。それ以来、人々は協力してこの土地を管理してきた。
***
「私は海賊でも、彼女の求める冒険でもない。むしろ、親愛なる友人なのです。だからこそ、私の報われない想い以外の全てを彼女に持たせて送り出すことにするのです。この秘密を海とだけ分かち合っているのは、彼女が海と似ているからです。この岸の境界線を試し続ける潮のよう。彼女は海のように冷酷で、自由。たとえ手懐けることが可能であっても、私はそんなことはしないでしょう。」
優雅な筆致で「マチルダ・タルトーサ」と署名されている。

・アルネッサ・テーベ

アルネッサ・テーベがコーディリア姫と関係があると思われるのはなぜか、と聞かれることがあるけど、コーディリア姫が去ったことがよく知られているからだろうね。少し調べてみると、彼女が去ってから20年後にロドリゴ・テーベという紳士が戻ってきたという証拠を市役所で発見したよ。彼は、自分の父はここで亡くなり、母は亡き王女であると主張したんだ。ロドリゴはその莫大な財産でテーベ・エステートを建築した。おそらく、今でもその先祖が残っているのではないかな。
2023-08-03_9-25-51.png
***
テーベ・エステートが建設されたとき、その資金は海賊の黄金の宝でまかなわれたというのは、このあたりではよく知られた噂なんだ。そして、ロドリゴ・テーベはヴィラを建てた後、残りの黄金を村の近くのどこかに埋めたという噂もあるよ。もしそれを見つけたら大金持ちになれるね!でもやっぱり、あんな豪華なお屋敷を建てるには相当なお金がかかったはずだよね。残っているのは実は小銭だけ…なんてこともあるかも。
***
テーベ邸や海賊の黄金の宝のことは、聞いたことがある?ひとつだけ言っておくわ。アルネッサ・テーベは一見近寄りがたい女性のように見えるけど、話してみると、とてもステキな人よ。ただ、自分のちょっと変わった家族について詮索されるのが嫌なだけなの。
***
アルネッサに初めて会ったときは、本当に怖かった。だって、噂は本当でしょう?彼女はコーディリア姫と親戚なのよ。王族だと聞いた時点で、私は警戒していたの。でもちょっとお高くとまっているかと思っていたけど、そんなことはなかった。本人が認めるかどうかは別として、彼女は本当にいたずらが好き。ちょっとしたいたずらをするのが本当に好きなの。でも子供たちにはちょっとやり過ぎかもしれないわね…
***
グレタ・ローレントは、私の読んだコーディリア姫の特徴と合致するね。特に彼女の冒険気質に関してだけど、いたずら好きの傾向とかもそっくり。アルネッサにもその傾向があるね。だから、グレタは彼女のお気に入りなのかな。
2023-08-03_9-26-57.png
***
このあたりのシムは、アルネッサ・テーベがどうやって小さな手漕ぎボートで隠れ家の滝を渡ろうとしたのかいつも話題にしているよ。渡るために彼女は骨を折ったんだ…足を、文字通りね。だから橋を設置して、シムが船で渡ろうとしないようにしたんだよ。
***
家族と地元の伝承について話すことは少ないな。コーディリア姫や海賊の逸話については、学校に通っている頃から色々なことを聞いた。幼い頃は、隠し扉がないかと家中を調べたものだ。海賊の財宝でいっぱいの隠し部屋があると確信していたんだ。私が何を見つけたと思う?古いボタンと髪用リボン、それとダストバニーの山だ。

***

そういえば、私はコーディリア姫の血を引いていると皆に言われるの。誰にも真相はわからないけれど。ずいぶん前のことだし、私は昔を懐かしむタイプでもないのよ。できるだけ今を生きるの。それが一番いいやり方だと思わない?
***
確かに私たちの家系はとても近いわ。それは認める。そう、我が家はコーディリア姫にまで家系を遡ることができるの。市役所には祖父がやってきた時の記録があるし、家のあちこちに歴史的な品があるのよ。でも、もっと知りたければ町の歴史家と話してちょうだい。信じられないかもしれないけど、彼女の方がこのことに詳しくて、私よりも私の家族についてよく知っているの!
***
正直なところ、若い頃はコーディリア姫の話題になると、いつも少し辛かったの。人々の期待に応えるのは大変なことだわ。でも、今は自分の人生を切り開いてきたと思っているの。自分の人生を歩めてよかったわ。ただ、気難しくて、愛想のない人間だと思われないようにしたいわね。だって、それは真実ではないのよ!ただ、人のことを良く知って心を開くまでに時間がかかるだけなの。自分の身は自分で守らなければならないからね。

晩年

「かつて私は伝説の影に隠れて生きていた。だが、自分の物語を自分で語ろうと決心した。私は世界中を旅した。歴史あるアル・シムハラから、小さなOasis Springsまで。滝を渡り、ラマに口付けして、コモレビ山を登り、そして熱烈な恋に落ちて、最大の誇りである…我が息子を育て上げた。私の人生は思い出で溢れている。この人生も黄昏時に達し、海への祈りを投じる時が来た。影に怯えることなく、そこから一歩踏み出し、明るく光り輝くのだ。」
※署名のないボトルメールですが、おそらくコーディリア姫ではないかと思っています。
***

今のところコーディリア姫の足跡を追えるのはここまでのようですが、今後のパックでまた新たな事実がわかるかもしれません。
コーディリア姫の故郷の現在などが登場したら面白そうです。

スポンサーサイト



気に入ったらシェア!

maru
この記事を書いた人: maru
FC2ブログへようこそ!

コメント3件

コメントはまだありません

おちゃ  

出典元について

ありがとうございました。
コーデリア姫の謎は、youtubeなどで外国のかたもいろいろと整理されていますが、日本語でまとめて読めるとは思いませんでした。

持っていないパックのオブジェクトから書かれたものがあるので、その文章の出典(何の家具、道具に書かれているのか、ボトルメールなのか、・・など)があるとうれしいです。

PSコーデリア姫のコルセット(?)から作った花瓶もありましたよね

2023年08月13日 (日) 10:10
maru

maru  

Re: 出典元について

コメントありがとうございます
どれがどれの解説文かも載せようかとおもったのですが、結構調べるのが大変だったので断念しました
もし気が向いたら追加するかもしれませんが、あまり期待はしないでください

2023年08月16日 (水) 13:02

-  

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

2024年01月20日 (土) 18:16